11月も終わり
大人になるにつれ、時間はだんだん早くなる。物事は思った以上に早いスピードで流され、手 のうちからこぼれおちていく。
そんな時、大切な何かをひとつずつ失ってはいないだろうか?
例えばそれは恋、信頼、友情だったり……。
そうして残されるのは自分だけ。
喪失を超え、人はたったひとりの本当の自分に出会う。
山本文緒 著 『みんないってしまう』 角川文庫の裏表紙より
現在小学生の娘がまだ赤ん坊だった頃、私が夢中になって読んでいた山本文緒の小説本。彼女の出世作『恋愛中毒』が話題になっていた前後に、単行本・文庫本とあわせて10冊ほどを3ヶ月位の間に一気に読破してしまった。それくらい彼女の小説に惚れていたのだが、その後自分の生活の変化に伴って、ぱったり読まなくなってしまった。
先日何気なく書棚を掃除していて、背表紙のタイトル『みんな行ってしまう』が目に入り、本当に久し振りに手に取った。パラパラと捲りながらさっと目を通したのだが、話の内容を結構覚えている事に気付いた。
そして、裏表紙にある文章を読んだら、最近自分が感じていることがそのままあった。





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