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October 25, 2004

父親が受け入れるということ

jambalayabanner.gif

ミッキーマウスと一緒のお写真が印象的な和パパさんのブログ、10月24日付のエントリまんまる笑顔の和パパさん: お父さんの涙 を読んでー正しくは、そこで紹介されている記事を読んでたまらなくなったのでトラックバックします。

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TBS報道局社会部・牧嶋博子氏が取材した記事なのだが、以下抜粋

障害児を抱える夫婦に離婚が多いということを、みなさんご存じですか?母子家庭で、障害のある子を育てている家がけっこうあるのです。
母親の多くは、子供の障害の告知を受けた場合、3日3晩泣き続けても、やがて障害を受容します。しかし、父親の中には、それができない人が母親より、若干多くいるようです。大変な母親を手伝うこともせず、「子供がこんなのは、お前が悪いんだ」などと言おうものなら、夫婦関係は、徐々に壊れていくことでしょう。
でも、お父さんが、子供の障害を受け入れ「この子と妻を一生守っていこう」と決心できたとき、その家庭は、障害のある子を中心に、結束します。私が取材したご家庭もそんな家庭でした。

私がこの記事を読んで、思い出したことがある。

息子の話は以前にもしたが、現在月に1度STによる指導を受ける為、さくらぽーとに通っている。
そこで1時間ほど、息子にしてみれば、優しいお兄さんとカードや積み木やビーズなどを使ったゲームとやりとりを楽しむのだが、それが終わると彼の一番のお楽しみが、同施設内にある喫茶店でクリームソーダを飲むことだ。

その日も言語指導が終わると息子は喫茶店に直行し、クリームソーダを注文して、二人で束の間のティータイムを楽しんだ。その時は閉店まであと20分という時だったので、店内にいた客は私たち親子と離れたテーブルに3歳くらいの息子さんを連れたご夫婦だけだった。

その男の子はピラフを食べていたのだが、スプーンをがしゃん☆と皿によく落としていた。食べてる時も口元からぼろぼろとご飯粒を零していたし、時々言葉にならない声を大声で発していた。見るからに落ち着きのない子だ。
しかし私はこういう光景は見慣れているし、ついこの前まで息子もそうだった。
こうして二人でゆっくり喫茶店にいられるなんて、当時はとても考えられない状態だった。

すると、父親の方がいらいらした口調で、

# いいかげんにしろ!何回スプーンを落としたら気が済むんだ?ちゃんとしろ!
# だいたいお前が普段からちゃんとしつけてないから。。。

と、やりだした。
母親は何も言葉を返さず、目の前の夫に目を合わせないように(そう見えた)、男の子にスプーンを渡して握らせ、ひたすら前髪を分け目が揃うように撫でてあげていた。

(ここの施設に来る人間は"決まった人間"なのに、何でそういうことをここで言うのだ?この喫茶店で働いている人たちだって知的障害者の作業療法の一環としてがんばっているのに!)

と、その父親に対して怒りの気持ちが一瞬湧いたが、すぐに思い直した。
きっと医者から告知を受けたばかりで、ショックでどうにも自分の気持ちのやり場がないんだろうな。。。
ぶつぶつと文句を言いながら店を出て行った父親の後ろを、母親と手をつないで笑顔で店を後にした男の子を見ながら、「お父さん、早く息子さんの笑顔の意味に気付いてあげてね。」と私は心の中でつぶやいた。

sada.bmp

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Comments

トラバ感謝です
受容
 ・・・ 難しいですネ

男は会社で 逃げ場があります
仕事を言い訳に ...

しかし母親は24時間対応です
我が家では 嫁さんが熱出すと
私が会社 お休みです

Posted by: 和パパ | October 25, 2004 at 18:42

>和パパさん

こんばんは。
おんな親にとっての息子と、おとこ親にとっての息子と
いうのは、微妙に違うものなのだなというのは日頃感じて
おります。

普段幼稚園や施設などで仕事として保育者をしている方々も
いざ母親業をするとなると、その大変さに改めて驚かれている
話もよく聞きます。

Posted by: fumi_o | October 25, 2004 at 21:02

100%の受容はありえない、という言葉にどれほど
救われたでしょう。見た目100%受け入れているように
見える私も、心の奥底には息子の障碍を受け入れていない
部分があります。年々そのNO!という%が少なくなって
いくんだろうな、と思い続けてうん十年たってしまいました。

夫も最初は混乱していたことでしょう。でも受容している
お父さんたちと話すことによって、受け入れられたのかな。
今、息子は夫大好きッ子です。二人で出かけることも
しょっちゅうです。これから出番が多くなることでしょう。

Posted by: りんりん | October 26, 2004 at 01:33

私もいつも偉そうなことを自分のブログで書いているわけですが、現実はなかなかうまく行きません。

ただ言わないようにしていることがひとつだけあるんです。
(ごくまれに思ったりするのも情けないですが)
それは妻に向かっての
「おまえはどういう躾をこの子達にしているんだ」
ということばです。
これはいけない。親業放棄みたいですもんね。

あら、本題とちょっとずれていますか?すみません。


Posted by: oribe77 | October 26, 2004 at 08:12

>りんりんさん
こんにちは。
きっとウチなんか比べ物にならない位、りんりんさんはお子様
のことでお辛い思いや理不尽な思いをされているのでしょうと
推測しております。_0_

我が家の場合、家族は毎日仕事に忙殺されているので、施設に
一緒に行ったこともないし、専門書を読んで息子の診断名に
ついて理解を深めるということも一切していません。
けれども私は、直接息子の生活にかかわる一切合切については
自分が責任をもって当たるので、家族には時間のある時や週末に
一緒に遊んで時々抱きしめてあげてくれれば。。。
とそれだけ願いました。

それでも私も人間ですから感情的になって、私が毎日髪を振り
乱して息子に関わっているのに、「パパ大好き」と言われて
"いいとこ取り"している!と家族に怒りをぶつけそうになった
こともあります。
でも息子にしてみたら、平日にきっと我慢して週末に思いっきり
甘えられることによって精神的なバランスをとっているのかも?
と思い直して、ずっとそんな感じです。:-)


Posted by: fumi_o | October 26, 2004 at 15:49

>oribe77さん
はじめまして!
以前から、ジャンバラヤ経由でROMっておりました。へへへ(^^ゞ
私は幸いなことに、一度もこのように家族から言われたことはないのですが、
#おまえはどういう躾をこの子達にしているんだ
という言葉に切り返す私の取って置きの言葉は、

#全て私が悪いんです。全て私の所為です。

これ、いろいろ使えます。
例えば子供の成績が思わしくない時、「勉強しなさい!」と
叱らずに「ママの所為だわ。。。」
友達とトラブって子供がぷんすかしている時も突き放さず、
「ママが悪かったのよ。。」と何でもかんでも「ママが悪かった」と言うと子供は、
「ママの所為じゃないよ。自分が悪かったんだ。。。」と自分の胸に手を当てて考えるようになると、
高柳静江さんは講演会で仰っておりました。

ーって、あれ?私も本題からずれちゃった。:-)

Posted by: fumi_o | October 26, 2004 at 16:16

「全て私が悪いんです。全て私の所為です。」
なるほど~って感じです。

このことばでちょっと思い出したのですが、私が養護学校との交流会でかいま見たことです。
それは中等部の生徒さんが、この会の間中落ち着いていられなかったのです。
当初は「まぁまぁ」という感じで、うまく落ち着かせようとしたとある若い先生が、途中で切れた感じでその生徒さんにひどくどなってしまったのです。
私もまわりもびっくりしました。
その若い先生も「どなってしまったぁ~、しまったぁ~」と思われたのか、その場にぺたん座り込んでしまわれました。
そのときです。
おこられた生徒さんをみたら・・
まさに「全て私が悪いんです。全て私の所為です。」って言う目をしてたたずんでいるんです、ぽつんと。
そしてその後、先生の元に行き先生の肩をぽんぽんとたたき、先生をおこそうとしたのです。
すると、先生は涙し、同じようにその生徒も涙していました。

私にはこの二人の関係はいつもみているわけでもないので、わかりませんし、評する立場にもありません。
でも、なんだか感じるものがあったのです。

あー、また話をそらせてしまった。
父親の受容にはどんどんほど遠い話に・・。(苦笑)
ごめんなさい。

Posted by: oribe77 | October 27, 2004 at 17:15

>oribe77さん
こんばんは。

>父親の受容にはどんどんほど遠い話に・・。(苦笑)
>ごめんなさい。
いいえー
またいらして頂いて、こちらこそ嬉しいです。

Posted by: fumi_o | October 27, 2004 at 18:14

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